配電統制令(読み)はいでんとうせいれい

世界大百科事典(旧版)内の配電統制令の言及

【電気事業】より

… 32‐37年に発電力は約190万kW増加したが,戦時経済に対応したより一層の生産力拡充のため,発電力の急増と低電力料金政策が要請されるに及んで,38年4月には電力管理法が公布され,39年4月電力会社の発電・送電設備の現物出資による日本発送電が発足し,電力国家管理へと移行した。一方,配電も41年の配電統制令に基づき,42年全国に9社の配電会社が設立された。戦時下の電力国家管理は,資材,資金,労働力等の不足によって電源開発は阻害され,火力発電設備は石炭不足,炭質低下等によってその効率的な運営を妨げられた。…

※「配電統制令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」