酒戻(読み)さかもどし

精選版 日本国語大辞典 「酒戻」の意味・読み・例文・類語

さか‐もどし【酒戻】

〘名〙 贈られた酒を受け取らずに返すこと。また、贈られた酒の返礼をすること。江戸時代、「逆戻(さかもど)し」に通じるため、これをきらう風習があった。酒(さか)返し。
浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)下「其礼とて目腐り金樽代としてよこした、酒もどしはせぬ物故、まあ受取て置たじゃ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android