酸血症(読み)サンケツショウ

デジタル大辞泉 「酸血症」の意味・読み・例文・類語

さんけつ‐しょう〔‐シヤウ〕【酸血症】

アシドーシス

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精選版 日本国語大辞典 「酸血症」の意味・読み・例文・類語

さんけつ‐しょう‥シャウ【酸血症】

  1. 〘 名詞 〙 血液が酸優位になった状態。一般に血液は種々の緩衝系により酸と塩基平衡を保っているが、種々の疾病に際して、少しでも酸性になると、身体調節が侵される。嘔吐下痢糖尿病呼吸不全、胃疾患などに際して見られる。酸性血症。アシドーシス。⇔アルカリ血症

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世界大百科事典(旧版)内の酸血症の言及

【アシドーシス】より

…酸血症ともいい,体液中に異常に酸が蓄積するか,塩基が失われた状態をいう。体液のpHは,主として炭酸(酸性)と重炭酸(アルカリ性)の平衡による炭酸緩衝系の作用で,正常では7.4に保持されている。…

【酸性食品】より

…体内の血液や組織液は,炭酸緩衝系の作用によって,pHはつねに一定に保たれている。弱アルカリ性であるはずの血液が酸性になる場合をアシドーシス(酸血症)というが,このようなアシドーシスは,糖尿病や飢餓時にケトン体の生成される場合(代謝性アシドーシス)にみられ,また,呼吸促進の起こる場合(呼吸性アシドーシス)にもみられるが,食べ物によってpHが変動するようなことは観察されていない。一般に,酸性食品を多く摂取する傾向にあるので,注意することが望ましいなどといわれるが,これはまちがった考え方である。…

※「酸血症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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