酸鼻・惨鼻(読み)さんび

精選版 日本国語大辞典 「酸鼻・惨鼻」の意味・読み・例文・類語

さん‐び【酸鼻・惨鼻】

〘名〙 ひどく心を痛めて、悲しむこと。また、いたましくむごたらしいさま。「酸鼻の極(きわみ)
経国集(827)一・和和少輔鶺鴒賦〈仲雄王〉「貧生之養母、見之増悲、寡婦之提孩対之酸鼻」
堕落(1965)〈高橋和巳〉四「現実の酸鼻ゆえに、土地によってその姿の特にかわることもない星の光のみが、記憶として残るのだ」 〔漢書‐鮑宣伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android