(読み)キン

デジタル大辞泉 「釁」の意味・読み・例文・類語

きん【×釁】

物事のすきま。すき。また、仲たがい。
「互に一方の―をうち双方真面目あらわし得ざることあり」〈福沢文明論之概略

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「釁」の意味・読み・例文・類語

きん【釁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いけにえの血を器に塗って神をまつること。また、その祭。ちまつり。〔周礼春官天府
  3. すき間。てぬかり。また、仲たがい。仲間われ。不和。
    1. [初出の実例]「互に一方の釁を撃(うち)て双方の真面目を顕し得ざることあり」(出典文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公八年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android