(読み)キン

精選版 日本国語大辞典 「釁」の意味・読み・例文・類語

きん【釁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いけにえの血を器に塗って神をまつること。また、その祭。ちまつり。〔周礼春官天府
  3. すき間。てぬかり。また、仲たがい。仲間われ。不和。
    1. [初出の実例]「互に一方の釁を撃(うち)て双方の真面目を顕し得ざることあり」(出典文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公八年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む