(読み)キン

デジタル大辞泉 「釁」の意味・読み・例文・類語

きん【×釁】

物事のすきま。すき。また、仲たがい。
「互に一方の―をうち双方真面目あらわし得ざることあり」〈福沢文明論之概略

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精選版 日本国語大辞典 「釁」の意味・読み・例文・類語

きん【釁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いけにえの血を器に塗って神をまつること。また、その祭。ちまつり。〔周礼春官天府
  3. すき間。てぬかり。また、仲たがい。仲間われ。不和。
    1. [初出の実例]「互に一方の釁を撃(うち)て双方の真面目を顕し得ざることあり」(出典:文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公八年〕

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