里離(読み)さとばなれ

精選版 日本国語大辞典 「里離」の意味・読み・例文・類語

さと‐ばなれ【里離】

〘名〙 (形動) 里から離れていること。また、そのさま。村里から遠く離れている場所もいう。
謡曲松風(1423頃)「里離れなる通ひ路の、月よりほかは友もなし」

さと‐ばな・る【里離】

〘自ラ下二〙 里から離れる。人里から遠くへだたる。
源氏(1001‐14頃)松風「ここにも、いとさとはなれて、わたらむこともかたきを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android