重装歩兵戦術(読み)じゅうそうほへいせんじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の重装歩兵戦術の言及

【戦争】より

…【大林 太良】
【ヨーロッパ】
 巨視的に見て,ヨーロッパ世界での戦争の様相が大きく変化する時期として,14~15世紀の百年戦争,18世紀末から19世紀初めのナポレオン戦争,そして20世紀の第1次世界大戦をあげることができるであろう。
[重装歩兵戦術]
 ギリシアでは初め貴族からなる騎兵や戦車兵が勝敗の鍵を握っていたが,民主政治の成立と並行して一般市民からなる重装歩兵戦術が主力としての地位を確立する。3回にわたったペルシア戦争(前492,前490,後480)で歩兵密集戦列の優位が確証され,この戦法は決戦の基本的な型としてローマに受け継がれ,かつ大規模に組織された。…

※「重装歩兵戦術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android