野幌屯田兵村(読み)のつぽろとんでんへいそん

日本歴史地名大系 「野幌屯田兵村」の解説

野幌屯田兵村
のつぽろとんでんへいそん

開拓使廃止ののち陸軍省所管最初の配備屯田兵村。明治一八年(一八八五)から二ヵ年にわたって、屯田第一大隊第四中隊(同二〇年第三大隊第二中隊)として、野幌丘陵の江別屯田兵村西側の延長線上、現JR函館本線北側高砂たかさご駅西側(兵村六丁目。俗称中隊境)と現北海道縦貫道(同一〇丁目に沿う沢)の間、一番通(現国道一二号)から四番通の両側に配備された。鹿児島・熊本・佐賀・鳥取・山口・広島・石川の各県から二二五戸が入地。当村の番外地は兵村八丁目通に沿って確保され、同二四年野幌駅周辺を一般解放した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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