野掛・野駆(読み)のがけ

精選版 日本国語大辞典 「野掛・野駆」の意味・読み・例文・類語

の‐がけ【野掛・野駆】

〘名〙
① 春や秋ののどかな日に、飲食物などを用意して野山を歩き回って遊ぶこと。野掛け遊び。野遊び。《季・春/秋》
※虎明本狂言・引敷聟(室町末‐近世初)「たかのをいたひて、のがけでござる」
野天で行なう茶の湯。野だて。
浄瑠璃女殺油地獄(1721)上「所こそあれ野がけの茶店で若い女ごのざまで、入子鉢のやうな面々の子供の世話斗焼きおらず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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