野本道玄(読み)のもと どうげん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野本道玄」の解説

野本道玄 のもと-どうげん

1655-1714 江戸時代前期-中期の茶人。
明暦元年生まれ。京都の一樹庵野本家にはいり,一樹庵4代をつぐ。元禄(げんろく)6年から陸奥(むつ)弘前(ひろさき)藩(青森県)につかえ,養蚕の奨励と織座(のちの織物会所)の設立,楮(こうぞ)の植え付けと紙漉(かみすき)の指導などをおこなった。正徳(しょうとく)4年10月11日死去。60歳。本姓は木下。名は道元。別号に穏田子。姓は野元ともかく。著作に「蚕飼(こがい)養法記」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android