量子力学の運動方程式(読み)りょうしりきがくのうんどうほうていしき

世界大百科事典(旧版)内の量子力学の運動方程式の言及

【運動方程式】より

相対性理論(e)解析力学の運動方程式 解析力学では,体系の自由度に応じて適宜に選ぶ,一般化された座標(q1,q2,……,qf)=qを用いた場合に便利なラグランジュの運動方程式(dq/dtを表し,Lはラグランジュ関数,T,Uはそれぞれ運動エネルギーおよび位置エネルギーである)およびハミルトンの正準方程式(pνqνに共役な運動量,Hはハミルトン関数)などが現れるが,これらもニュートンの運動方程式をもとにして導かれることに変りはない。解析力学(f)量子力学の運動方程式 量子力学でも見かけは(1)とまったく同じ形のハイゼンベルクの運動方程式が現れる。しかしこの場合,実は位置や運動量が積の交換律を満たさない量子力学的な量になっているので扱いはそれほど簡単でない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」