化学辞典 第2版 「量子収率」の解説
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…光吸収や化学反応素過程のような数えられる現象の数nに対して,その結果ひき起こされた現象の数mとの比Φ=m/nをいう。量子収率ともいう。たとえば,(1)光電子放出,蛍光,リン光などにおいて,有効に働いて起こった電子の放出や発光などの現象で,吸収された光子数の比,(2)光化学反応において吸収された光子数nに対する,光化学初期過程(光分解,励起分子と他の分子との反応など)や光化学後続過程(初期過程によって生じた原子,遊離基などによる後続反応)の起こった数mの比,また(3)化学ルミネセンスにおいて,化学反応素過程数nに対する発光した光子数mの比をいう。…
※「量子収率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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