金切鋸盤(読み)かなきりのこばん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「金切鋸盤」の意味・わかりやすい解説

金切鋸盤
かなきりのこばん

金属材料を切断するための工作機械。加工精度は低く、切断後、後(あと)加工を必要とする。弓鋸(ゆみのこ)盤、帯鋸(おびのこ)盤、丸鋸(まるのこ)盤などがある。弓鋸盤は、円盤の回転運動を、ロッドを介することにより直線状の鋸刃を往復運動させる機構となっている。帯鋸盤は、エンドレステープ状の帯鋸を二つの円盤にかけて引っ張り、駆動側の円盤を回すことによって鋸刃が一方向に回る機構となっている。また丸鋸盤は、円板状の鋸刃を動力によって回転させ、材料を切断する機構となっている。

[清水伸二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android