金剛寿院(読み)こんごうじゆいん

日本歴史地名大系 「金剛寿院」の解説

金剛寿院
こんごうじゆいん

[現在地名]大田原市福原

福原ふくわら八幡宮北方にある。宝持山金剛寿院伝法寺と号し、真言宗智山派。本尊は不動明王。地元では「やはたのお寺」ともいわれる。金剛寿院由緒(当院蔵)によれば、応永一〇年(一四〇三)甚祐の開基で、那須家代々の祈願所または学問所としての性格が強かった。寺伝では文亀三年(一五〇三)僧実澄が那須庄八幡やはた村正八幡(現福原八幡宮)別当慶城けいじよう院に滞在、その弟子理俊が同院に住すといわれるので、当院の前身として慶城院があったとも推測されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android