金剛界法(読み)こんごうかいほう

精選版 日本国語大辞典 「金剛界法」の意味・読み・例文・類語

こんごうかい‐ほう コンガウホフ【金剛界法】

〘名〙 仏語金剛頂経による密教修法金剛界大日如来本尊として、金剛界曼荼羅諸尊を供養する法。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の金剛界法の言及

【密教】より

…金剛智の弟子不空は,唐代の玄宗・粛宗・代宗の3帝の信任を得て,密教を国家と不可分の関係においてその流通をはかり,また,おびただしい数の《金剛頂経》系の密教経典を翻訳して,密教を国家仏教の地位にまで引き上げた。不空の弟子恵果は,従来別個の流れであった《大日経》系の密教(大悲胎蔵法)と《金剛頂経》系の密教(金剛界法)とを両部不二とみて一元化し,のちの真言密教の思想大系の基礎をつくった。9世紀には,前述した二つの経典に《蘇悉地(そしつじ)経》を加えた密教の体系が構成された。…

※「金剛界法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android