金回(読み)かねまわり

精選版 日本国語大辞典 「金回」の意味・読み・例文・類語

かね‐まわり‥まはり【金回】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金銭流通。金銭が人から人へ渡ること。金融。〔和英語林集成再版)(1872)〕
  3. 収入が豊かであるか否かのぐあい。ふところぐあい。
    1. [初出の実例]「大童も大藩の留守居だから随分金廻(カネマ)はりも宜かったらうと思はれるに」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記)

かね‐まわし‥まはし【金回】

  1. 〘 名詞 〙 金銭を他に融通すること。金銭のやりくりをすること。
    1. [初出の実例]「十貫目が物を買て八貫目に売て銀(カネ)まはしする才覚」(出典:浮世草子世間胸算用(1692)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android