金巾子の冠（読み）キンコジノカンムリ

デジタル大辞泉「金巾子の冠」の意味・読み・例文・類語

纓えいの揺れをおさえるために金巾子をつけた冠。もと、天皇が日常かぶっていたもの。金の冠。

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金巾子①を付けた冠。天皇が日常の略装として用いるかぶりもので、纓(えい)の動揺をおさえるために巾子(こじ)と一緒にはさんで留めるもの。きんこじ。金の冠。

※浄瑠璃・大職冠（1711頃）二「入鹿の大臣金巾子(キンコジ)の冠、菊塵(きくぢん)の装束、さながら天子のよそほひ」

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