金当・緊当(読み)きんとう

精選版 日本国語大辞典 「金当・緊当」の意味・読み・例文・類語

きん‐とう ‥タウ【金当・緊当】

〘名〙 (形動)(「当金」を逆にした語)
① その場で金銭授受が行なわれること。代金礼金即座に現金で渡されること。借金約束日時に間違いなく返されること。多くは「ごきんとう」の形で、現金を受け取る側の謝辞として用いられる。→御金当(ごきんとう)。〔和訓栞後編(1887)〕
② きちょうめんなこと。義理がたいさま。ごきんとう。
※漢語大和故事(1691)三「公道(キンタウ)とは、公の事を守(まもる)やうに、猥(みだり)ならざることなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android