金打つ(読み)カネウツ

デジタル大辞泉 「金打つ」の意味・読み・例文・類語

かね‐う・つ【金打つ】

[動タ四]
かねを鳴らして、神仏に誓いを立てる。
大仏御前にて、―・ちて仏に申して去りぬ」〈宇治拾遺・一二〉
金打きんちょうをする。
一腰を抜き―・って」〈驢鞍橋・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「金打つ」の意味・読み・例文・類語

きん【金】 打(う)

うそいつわりのないことを示すために、自分の刀の刃や鍔を相手のそれと打ち合わせる。絶対に約束を破らない誓いをする。金打(きんちょう)をする。
浄瑠璃曾我会稽山(1718)三「せいもんのため只今御前で金うたふ。をを尤もいざ金打(きんてう)と兄弟刀抜くつろげ」

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