金棺出現(読み)きんかんしゅつげん

精選版 日本国語大辞典 「金棺出現」の意味・読み・例文・類語

きんかん‐しゅつげん キンクヮン‥【金棺出現】

〘名〙 釈迦涅槃の時、生母摩耶(まや)忉利天(とうりてん)から下って悲嘆にくれたため、仏が棺の蓋を開けて金色の身を現わして説法したと伝えるもの。摩訶摩耶経の説。仏画に多く描かれ、もと京都長法寺にあって、現在松永記念館所蔵の「金棺出現図」は藤原仏画の傑作として著名

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