金比羅山古墳(読み)こんぴらやまこふん

日本歴史地名大系 「金比羅山古墳」の解説

金比羅山古墳
こんぴらやまこふん

[現在地名]甘楽町小川 二日市

川右岸の上位河岸段丘上にあり、直径約二二メートルほどの円墳。主体部は横穴式石室で、羨道・前室・玄室に区分された複室であるとともに、玄室は奥に向かって左側に広がるL字形の平面形となり、県内の横穴式石室としては特殊である。自然石を用いて構築しているが、玄室および前室では大ぶりの石を使用し、とくに玄室部でこの傾向が顕著である。また、左側に大きく広がる玄室は、中央に置かれた仕切石によって、左右に二分され、この形も県内の古墳としてはほかに例がない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android