精選版 日本国語大辞典 「金気・鉄気」の意味・読み・例文・類語
かな‐け【金気・鉄気】
〘名〙
※浄瑠璃・源氏冷泉節(1710頃)下「いか程種(たね)が好うても、畠にかなけのある所は、何ぼふ蒔いても育たぬ」
② 新しい鉄びんや鍋で湯をわかす時に浮かび出る、赤黒いもの。
※四河入海(17C前)二〇「銅でしたる物にはかなけがでて腥くさで、鉄でしたる物にはさびがでて渋てわるいぞ」
③ 金属にぞくする物。
※咄本・かの子ばなし(1690)上「わかねつけにはじしゃくを付たり。〈略〉何によらず金気の類はわれらがこしに取付候」
④ 金銭の運。また、金銭。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報