金津地蔵(読み)かなづじぞう

精選版 日本国語大辞典 「金津地蔵」の意味・読み・例文・類語

かなづじぞう かなづヂザウ【金津地蔵】

狂言。各流。堂の本尊を求めて都に上った越前国金津の者に、すっぱが地蔵扮装(ふんそう)をしたわが子を売る。それを持ち帰り、拝むと、地蔵がまんじゅうや酒を所望し、人々はそれをあらたかに感じて囃子物(はやしもの)をして踊り出すと、地蔵もともに踊り出す。大蔵流では「金津」。

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