金盞花(読み)キンセンカ

デジタル大辞泉 「金盞花」の意味・読み・例文・類語

きんせん‐か〔‐クワ〕【金×盞花】

キク科一年草または越年草。高さ15~50センチ。葉は長卵形で厚くて柔らかい。夏、淡黄色・黄赤色の頭状花をつける。南ヨーロッパ原産。切り花にし、花壇にも植えられる。こがねぐさ。ときしらず。長春花唐金盞花 春》磯波泡波伸びつ―/秋桜子

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精選版 日本国語大辞典 「金盞花」の意味・読み・例文・類語

きんせん‐か ‥クヮ【金盞花】

〘名〙
① キク科の二年草。南ヨーロッパ原産で、切り花や鉢植えなど観賞用として広く栽培される。茎は高さ二〇~五〇センチメートルになる。葉はさじ形で柔らかく多肉で全体に軟毛が生える。夏、枝の先端に径四~八センチメートルの頭花を開く。周辺花は淡黄色、橙黄色、橙赤色などの舌状花からなる。漢名金盞草。とうきんせんか。きんせん。ちょうしゅんか。ときしらず。《季・春》 〔花譜(1698)〕
② キク科の一年草。ヨーロッパ原産で、日本には江戸末期に伝わり、今日まれに栽培される。茎は高さ一〇~三〇センチメートルになり、粗い鋸歯(きょし)のある葉を互生する。頭花は橙黄色で径一・五~二センチメートルになる。ほんきんせんか。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「金盞花」の解説

金盞花 (キンセンカ)

学名Calendula officinalis
植物。キク科の耐冬性一年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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