金鉢・鉄鉢(読み)かなばち

精選版 日本国語大辞典 「金鉢・鉄鉢」の意味・読み・例文・類語

かな‐ばち【金鉢・鉄鉢】

〘名〙
① 金属製の鉢。仏前に飯、茶などを供えるのに多く用いる。
※宗及茶湯日記(自会記)‐天正六年(1578)八月七日「菓子 きんとん、かなはちに」
武具の一つ。鉄製の兜の、錣(しころ)のないもの。
随筆貞丈雑記(1784頃)一一「鉄鉢の事を半首といふはとなへ違也。鉄鉢は冑の下にかぶる鉢也。又身軽に出立時冑を不用して鉄鉢ばかりも用也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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