釣床(読み)ツリドコ

デジタル大辞泉 「釣床」の意味・読み・例文・類語

つり‐どこ【釣(り)床/×吊り床】

ハンモックのこと。 夏》
壁床かべどこ」に同じ。

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百科事典マイペディア 「釣床」の意味・わかりやすい解説

釣床【つりどこ】

壁床とも。床の間形式一つ上部の落し掛け(上方に架した横木)および釣束はあるが,床柱および下部床框(がまち),床板がなく,座敷畳の敷通し形式のものをいう。

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世界大百科事典(旧版)内の釣床の言及

【床の間】より

…床板の上には香炉,花瓶,燭台からなる三具足(みつぐそく)を置き,床の間の両隣には書院と違棚(ちがいだな)を設けるのが正式である。このような書院造の床の間に対して,茶室や数寄屋にも書画を飾る床の間が設けられるが,この場合は形式はかなり自由に扱われ,樹皮のついた床柱や形の変わった床柱が使われ,内部を壁で塗りまわした室床(むろどこ)や洞床(ほらどこ),落掛から床の上部だけを釣った釣床(つりどこ),入込みにならず壁面の上部に軸掛けの幕板を張っただけの織部床(おりべどこ)など,多様な形式のものがある。江戸時代は庶民の住宅では床の間を作ることを禁じられていたが,18世紀の中ごろ以降になると,多くの家で座敷に数寄屋系の床の間を設けるようになる。…

※「釣床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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