釣枝(読み)ツリエダ

デジタル大辞泉 「釣枝」の意味・読み・例文・類語

つり‐えだ【釣(り)枝/×吊り枝】

歌舞伎大道具の一。舞台前方の上部から、作り物の木の枝や花を横1列に並べてつり下げたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の釣枝の言及

【歌舞伎】より

…ほかに,鳥居,門,木戸,柴垣,立木の類の置物を配する。桜,梅,紅葉などの〈釣枝(つりえだ)〉を舞台の上から吊り下げたり,灯入りの月を出す大道具のくふうもある。また,鬘に〈がったり〉といって髷(まげ)の根が落ちて形が崩れる仕掛けや,《東海道四谷怪談》の〈髪梳き〉で使われる,髪が抜け落ちる仕掛けなどがあり,衣裳に〈引抜き〉や〈ぶっ返り〉の仕掛けがある。…

※「釣枝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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