普及版 字通 「釧(漢字)」の読み・字形・画数・意味
釧
人名用漢字 11画
[字訓] くしろ・うでわ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は川(せん)。〔説文新附〕十四上に「臂(ひぢ)の(わ)なり」とあり、うでわをいう。わが国の古代には、男女ともに「くしろ」を用いた。もと辟邪、魂振りの意をもつものであった。
[訓義]
1. くしろ、うでわ。
2. 車の金物。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕釧 久自利(くじり)、、太万(たまき)〔名義抄〕釧 ヒヂマキ・タマキ・タママキ・ヒヂノカザリ・カムサシ・カサムキ・タタラ
[語系]
釧・川thjyunは同声。djiunは〔説文〕十三上に「圜(ゑんさい)なり」とあって、まるうちの飾り紐である。釧・はみなめぐらして用いるもの。
[下接語]
鐶釧・玉釧・金釧・銀釧・釵釧・繞釧・臂釧・宝釧・腕釧
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報