(読み)コ

デジタル大辞泉 「鈷」の意味・読み・例文・類語

こ【×鈷】

仏具の一。修法ずほうなどのとき、煩悩ぼんのうを打ち砕き、悪魔を払う意味で手に持つ。→金剛杵こんごうしょ

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精選版 日本国語大辞典 「鈷」の意味・読み・例文・類語

こ【鈷】

〘名〙 (「鈷」は「股」の借字) 金属製の密教法具武器の鋒(ほこ)を象徴化したもので、煩悩(ぼんのう)をくだき、仏性顕現する意味で用いる。鋒の数により独鈷(とっこ)三鈷五鈷などという。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鈷」の意味・わかりやすい解説


密教法具の一種。もとインドの武器であった杵が仏教に取入れられ象徴化したもの。煩悩を打払うという意味をもち,鈴と組合せて製作される。独鈷,三鈷,五鈷などの種類がある。

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