デジタル大辞泉
「鉄札」の意味・読み・例文・類語
てっ‐さつ【鉄札】
1 鉄製の札。
2 閻魔の庁で浄玻璃の鏡に写して善人と悪人を見分け、悪人はその名を記して地獄に送るという鉄製の札。→金札
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てっ‐さつ【鉄札】
〘名〙
① 鉄製のふだ。
②
閻魔(えんま)の庁で、
浄玻璃(じょうはり)の鏡にかけて、善人と悪人とを見分け、悪人ならその名を記して地獄に送るという鉄製のふだ。⇔
金札。
※
謡曲・
鵜飼(1430頃)「かの者、
若年の昔より、
江河に漁
(すなど)ってその罪夥し、されば鉄札数を尽くし、
金紙を汚すこともなく、
無間の底に、堕罪すべか
りしを」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報