鉛フリー製品(読み)なまりふりーせいひん

知恵蔵 「鉛フリー製品」の解説

鉛フリー製品

工業製品等における鉛フリー(不使用)化は以前から進められてきたが、環境に関心が高まっている近年、釣り具でも大手釣り具メーカーや錘(おもり)専門メーカーなどの間で、鉛のフリー化が目立っている。鉛は毒性があるにもかかわらず、その比重の大きさ(=大きいと速く沈む)や加工性のよさから、釣り具では錘などによく利用されてきた。最近ではこの鉛の代替品として、材料費は高価だが、鉛より比重が大きく、高強度のタングステン合金が使われるようになった。また、メーカーによっては、錘の形状を工夫することで、沈下速度を速めるアイデアも生まれている。

(森田秀巳 アウトドアライター / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android