銭回(読み)ぜにまわり

精選版 日本国語大辞典 「銭回」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐まわり‥まはり【銭回】

  1. 〘 名詞 〙 金銭が人の手から手にまわること。転じて、自分の手にする金の出入りのぐあい。ふところぐあい。かねまわり。
    1. [初出の実例]「コレ自己(おいら)の様ないい顔鳥で、程や愛相も行々子(ぎゃうぎゃうし)の銭まはりさへかなりやでも」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)四)
    2. 「自然に世間の銭廻(ゼニマハ)りがよくなり」(出典:開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android