銭湯・洗湯(読み)せんとう

精選版 日本国語大辞典 「銭湯・洗湯」の意味・読み・例文・類語

せん‐とう ‥タウ【銭湯・洗湯】

〘名〙
湯銭(ゆせん)(=入浴料)をとって一般の人を入浴させる浴場。ふろ屋。ゆや。せんとうふろ。せんとうや。せんと。公衆浴場
康富記‐宝徳二年(1450)六月六日「次下辺銭湯可入之由申之有同道」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)大意「熟監るに、銭湯(センタウ)ほど捷径教諭なるはなし」
徒党を組んで盗みにはいるが、獲物は山分けせずに各々が盗ったものを自己の所有とすることをいう、中世の盗賊仲間の隠語
臥雲日件録‐享徳三年(1454)三月一五日「盗賊中、有隠語、〈略〉曰銭湯、銭湯者、不貴賤、各領盗」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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