銭無の市立ち(読み)ぜになしのいちだち

精選版 日本国語大辞典 「銭無の市立ち」の意味・読み・例文・類語

ぜになし【銭無】 の 市立(いちだ)

  1. 銭を持たないで市に行くこと。金銭がなくて何も買えないこと、また、身のほどを知らないことのたとえ。銭持たずの団子えり。
    1. [初出の実例]「かの兄弟この頃は銭(ゼニ)なしの市立(イチダチ)と大礒の宿通ひ、虎少将に訳ある由」(出典:浄瑠璃・本海道虎石(1694)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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