銭轡(読み)ゼニグツワ

デジタル大辞泉 「銭轡」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐ぐつわ【銭×轡】

金銭を与えて人を自分の意に従わせること。また、口止め料。「銭轡をはめる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銭轡」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐ぐつわ【銭轡】

  1. 〘 名詞 〙 ( 轡は馬の自由を奪うところから ) 人を自分の意に従わせるために贈る金銭。また、口止め料として贈る金銭。金轡(かなぐつわ)
    1. [初出の実例]「理にしたがふときは幸ひなり、欲にしたがふときはあやうしといひし事を、おぼしめし出されて、銭(ゼニ)ぐつわはめられけるが」(出典:信長記(1622)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android