鋏を入れる(読み)ハサミヲイレル

デジタル大辞泉 「鋏を入れる」の意味・読み・例文・類語

はさみ・れる

鋏で切る。「開通式テープに―・れる」
乗車券入場券に、使用の証として切り込みを入れたり穴をあけたりする。「切符に―・れる」
映画などを検閲して、その一部を削除する。

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精選版 日本国語大辞典 「鋏を入れる」の意味・読み・例文・類語

はさみ【鋏】 を 入(い)れる

  1. はさみで切る。
  2. 切符に、改札係がはさみ(パンチ)で穴をあけたり、一部を切り取ったりする。
    1. [初出の実例]「脊の低い駅夫が鋏を入れる」(出典:鳥影(1908)〈石川啄木〉六)
  3. 樹木の刈り込みをする。また、毛髪などの手入れをする。
    1. [初出の実例]「自分の目の前にある木の枝の一つへいきなり鋏を入れた」(出典:風立ちぬ(1936‐38)〈堀辰雄〉春)
  4. 映画フィルムなどを検閲し、倫理規定などに触れる部分をカットする。
    1. [初出の実例]「書いた文章や撮ってきたフィルムが、ハサミを入れられたりお倉にされたりすることに」(出典:白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉八)
  5. 開通式、開場式などでテープを切る。

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