鋤簾(読み)ジョレン

デジタル大辞泉 「鋤簾」の意味・読み・例文・類語

じょ‐れん【××簾】

土砂ごみなどをかき寄せる用具。長い柄の先に、竹で編んだ、または歯をきざんだ鉄板を取り付けたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「鋤簾」の意味・読み・例文・類語

じょ‐れん【鋤簾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 土砂やごみなどをかき寄せる道具。長い柄の先に、浅い歯を刻んだ板や鉄、または竹を箕(み)のように編んだものを取り付けたもの。鋤簾鍬(じょれんぐわ)。〔邇言便蒙抄(1682)〕
    1. 鋤簾<b>①</b>〈農具便利論〉
      鋤簾〈農具便利論〉
    2. [初出の実例]「お鷹とやら夜鷹とやら、四つの耳をじょれんで浚ってよく聞けよ」(出典:洒落本・格子戯語(1790))
  3. 稲の穂先をこき落とすのに用いる道具。
    1. [初出の実例]「じょれんと呼ばれる鉄製の一間幅の槍ぶすまに、稲束の先をひっかけて手前にひき、穂先を落す作業だ」(出典:紀ノ川(1959)〈有吉佐和子〉)

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