錬金術・煉金術(読み)れんきんじゅつ

精選版 日本国語大辞典 「錬金術・煉金術」の意味・読み・例文・類語

れんきん‐じゅつ【錬金術・煉金術】

〘名〙 鉄・鉛・銅などの卑金属から金・銀などの貴金属を製造する秘術。さらに不老長寿の薬や万能薬を作ろうとする術にもわたり、近代化学成立以前の原始的な化学技術全般をもさす。古代エジプトの冶金術に起源をもつといわれ、ヨーロッパアラビアに伝わった。中国では黄金をもとに不老不死霊薬を作る煉丹術として発達。比喩的にも用いる。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三「自ら煉金術を看出せりと詐り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android