錯刀(読み)サクトウ

デジタル大辞泉 「錯刀」の意味・読み・例文・類語

さく‐とう〔‐タウ〕【錯刀】

中国漢代の貨幣の一。黄金地金で、刀の形をしている。

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精選版 日本国語大辞典 「錯刀」の意味・読み・例文・類語

さく‐とう‥タウ【錯刀】

  1. 〘 名詞 〙 中国漢代、王莽のときの貨幣の一種。黄金の地金で、刀の形をし、金泥で飾ったもの。
    1. [初出の実例]「支那の貨幣は、王莽の契刀錯刀に至るまで、みな備る」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)
    2. [その他の文献]〔漢書‐食貨志・下〕

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普及版 字通 「錯刀」の読み・字形・画数・意味

【錯刀】さくとう(たう)

黄金の文様を加えた刀幣。漢・張衡〔四愁詩、四首、一〕美人我にる、金錯刀 何を以てか之れに報ぜん、瓊瑤(えいけいえう) 路くして致す(な)し、倚(よ)りて逍遙す 何爲(なんす)れぞ憂ひを懷ひて、心に煩勞(はんらう)する

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