鍼砭・針砭(読み)しんぺん

精選版 日本国語大辞典 「鍼砭・針砭」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぺん【鍼砭・針砭】

〘名〙 (「しんべん」とも)
金属の細い鍼(はり)と石鍼(いしばり)。また、それを用いた医術。鍼。
空華集(1359‐68頃)一一・贈囿上人詩序「吾奇病也。不攻熨鍼砭。而洒然矣」
患部に鍼をさして病気をなおすように、人の急所をおさえて戒めを加えること。人を訓戒して、その過失を正すこと。いましめ。箴誡
※古学先生文集(17C後頃)四「而古之人以下、其所以鍼砭学者意至親切」 〔世説新語言語

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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