鍾馗髭(読み)しょうきひげ

精選版 日本国語大辞典 「鍾馗髭」の意味・読み・例文・類語

しょうき‐ひげ【鍾馗髭】

〘名〙 鍾馗のようにほおからあごにかけてぼうぼうと生えたひげ。いかつい髭をたとえていう。
風俗画報‐五七号(1893)人事門「頬髭をば鐘馗髭(ショウキヒゲ)とて諸人好む」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鍾馗髭の言及

【ひげ(髭∥鬚∥髯)】より

…《骨董集》(1815)は〈古画を見るに,髭なき男子はまれなり。昔は髯うすき者は仮髯(つくりひげ)をさへしたりと聞ける〉と述べ,昔から関東では成人男子を髭男(ひげおとこ)とほめたので諸侍は髭を願い,ほお髭は鍾馗(しようき)髭として好まれたが,あご髭は天神髭(菅原道真の肖像画のような二峰の鬚)としてあまり好かれなかったという《見聞軍抄(けんもんぐんしよう)》(1614)の言を引用している。能面にもひげのあるのが少なくない。…

※「鍾馗髭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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