普及版 字通 「鎌(漢字)」の読み・字形・画数・意味
鎌
常用漢字 18画
(旧字)
18画
[字訓] かま
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(兼)(けん)。に・(廉)(れん)の声がある。は両禾(か)を併せてもつ形。それを刈りとるものをという。〔説文〕十四上に「(かま)なり」、次条に「(けい)はなり」とあって亙訓。〔方言、五〕に「刈鉤(がいこう)、關よりして西にては、~或いは之れをと謂ふ」とみえる。角鎌利とは、鋭きに過ぎることをいう。
[訓義]
1. かま、いねかりがま。
2. 廉と通じ、かど。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加万(かま)〔和名抄〕 賀末(かま)〔名義抄〕 カマ 〔立〕 モノカルカマ・カマ
[語系]
・・liamは同声。は石、に傾仄の意があり、鋭利・鋭角のものをいう語である。
[熟語]
鎌取▶・鎌刃▶・鎌利▶
[下接語]
鉤鎌・剛鎌・短鎌・磨鎌・腰鎌・利鎌
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報