鎌倉文庫(読み)かまくらぶんこ

世界大百科事典(旧版)内の鎌倉文庫の言及

【貸本屋】より

…40年出版統制が強化され,翌年古書籍公定価格制度が施行されると,書物の払底による古書店の自衛策から貸本兼業者が続出し,43年東京古書籍商組合で貸本統制要項を定めて兼業希望者を募ったところ639名に達したという。第2次大戦末期久米正雄,高見順ら作家が各自の蔵書を持ち寄って貸本屋鎌倉文庫をつくり話題を呼んだ。敗戦後,神戸のろまん文庫がそれまでの保証金制を信用貸し(会員制)に改めて成功し,周辺の業者に波及した。…

【人間】より

…1946年1月鎌倉文庫から発行された月刊文芸雑誌。大正期,里見弴,久米正雄らが発刊した同人雑誌《人間》の誌名を踏襲して創刊。…

※「鎌倉文庫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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