(読み)シノギ

デジタル大辞泉 「鎬」の意味・読み・例文・類語

しのぎ【×鎬】

刀剣で、刃と峰との間に刀身を貫いて走る稜線鎬筋
部材の上端の中央を残し両側を低く削って、刀の背峰のようにした形。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鎬」の意味・読み・例文・類語

しのぎ【鎬】

〘名〙
刃物の、刃と峰(みね)(=背)との境界に稜を立てて高くしたところ。しのぎすじ
※保元(1220頃か)中「鏑矢〈略〉手前六寸しのぎをたてて、前一寸には峰にも刃をぞ付けたりける」
② 部材の上端の中央を刀の背峰形に高くした形。〔日本建築辞彙(1906)〕
③ 江戸時代、遊女などが多く使った、背峰の高い簪(かんざし)
洒落本・一目土堤(1788)「ちりめんをゆかたと見られたから、梳やしのぎも朝せんや水牛と見られちゃアうまらねへ」

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百科事典マイペディア 「鎬」の意味・わかりやすい解説

鎬【しのぎ】

日本刀

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