鎮海湾(読み)ちんかいわん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鎮海湾」の意味・わかりやすい解説

鎮海湾
ちんかいわん / チンネマン

韓国(大韓民国)、慶尚南道の昌原市、鎮海市馬山市巨済島に囲まれた湾。湾内は東西南北それぞれの長径が30余キロメートルと広く、北方から突き出した設津半島によって東・西の2湾に分けられる。東湾には、馬山市の商港と旧馬山の漁港があり、南東支湾の湾頭には鎮海軍港がある。湾の水深は深く、広いので巨船が十分に停泊できる。湾岸にはそのほかにも天城藍浦など漁港があり、韓国屈指の良港群をつくっている。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鎮海湾の言及

【鎮海】より

…人口13万0201(1995)。巨済島,加徳島によって風波がさえぎられ,面積が広くしかも深い鎮海湾は天然の良港である。1900年日本が買収,日露戦争時には海軍の集結地となり,その後も軍港として使用した。…

※「鎮海湾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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