鏡浦台(読み)きょうほだい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鏡浦台」の意味・わかりやすい解説

鏡浦台
きょうほだい / キョンポデ

韓国(大韓民国)の東海岸(日本海側)、江原道(こうげんどう/カンウォンド)江陵(こうりょう/カンヌン)市の北東部にある段丘上の楼台。高麗(こうらい)時代に建てられ、眼下の鏡浦湖とともに関東八景の一つに数えられる。鏡浦湖と砂丘松林、日本海に浮かぶ白島などが、中秋名月なども加わって絶景をなす。鏡浦湖は後氷期の海面上昇によってできた湾入の入口を砂州がふさいで形成した潟湖(せきこ)であるが、付近の丘陵地からの土砂で埋め立てられつつある。海岸の砂浜を利用した海水浴場は全国的に有名で、夏は多くの観光客が訪れる。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鏡浦台の言及

【江陵】より

…1975年に嶺東高速道路が開通,北へは雪岳山観光,南へは東海を中心とする工業地帯への関門として人口が急増し,商業,サービス業が盛んとなっている。鏡浦台は韓国有数の海水浴場である。【谷浦 孝雄】。…

※「鏡浦台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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