鐃鈸(読み)ニョウハチ

デジタル大辞泉 「鐃鈸」の意味・読み・例文・類語

にょう‐はち〔ネウ‐〕【××鈸】

法会ほうえに用いる2種の打楽器、鐃と鈸。主として鈸をいう。にょうはつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鐃鈸」の意味・わかりやすい解説

鐃鈸
にょうばつ

東アジアのシンバル系体鳴楽器。青銅または銅製の膨らんだ円盤を二枚打ち合わせたり、こすり合わせて鳴らす。それぞれの中央に紐(ひも)がついていて保持しやすいようにできている。こするときに、両手とも回す場合を諸鈸(もろばつ)、右手だけを回す場合を片鈸(かたばつ)といい、その使い分けは仏式の宗派によって異なる。大形のものは鈸・鉢・銅鈸銅盤、小形のものは銅鈸子(どうばつし)・銅拍子(どびょうし)・土拍子(どびょうし)・妙鉢・手平金(てびらがね)・ちゃっぱなどと呼称される。

山口 修]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android