長吉殺(読み)ちょうきちごろし

精選版 日本国語大辞典 「長吉殺」の意味・読み・例文・類語

ちょうきちごろし チャウキチごろし【長吉殺】

浄瑠璃茜染野中の隠井(あかねぞめのなかのこもりいど)」の通称世話物。三段。原田由良助作。並木宗輔添削。元文三年(一七三八)大坂豊竹座初演。旧主のため刀の詮議に苦心する梅の由兵衛が女房小梅の弟の丁稚(でっち)長吉を殺し百両を奪うが、長吉は姉夫婦のため主人の金を盗み、死を覚悟して来たことが知れる筋。梅の由兵衛。

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