長坂上条村(読み)ながさかかみじようむら

日本歴史地名大系 「長坂上条村」の解説

長坂上条村
ながさかかみじようむら

[現在地名]長坂町長坂上条

南流する大深沢おおふかさわ川東岸に位置し、東は甲州道中はら路のおに坂を境に夏秋なつやき村に接する。枝郷入沢いりさわは北北西二〇町にあり、小荒間こあらま村の三分一さんぶいち湧水の下流みや川が入沢から当村西を南に回って南東渋沢しぶさわ村に流れる。慶長古高帳に村名がみえ、高三四三石余、真田隠岐領。ほかに十五所大明神(現穂見諏訪十五所神社)領四石余がある。元禄郷帳では甲府家領。宝永元年(一七〇四)甲府藩領、享保九年(一七二四)以後幕府領。延宝七年(一六七九)検地帳(長坂上条区有文書)では高五〇八石余、反別は中田三町三反余・下田一二町九反余・下々田二七町余・山田三町余、上畑一町二反余・中畑一町七反余・下畑四町三反余・下々畑一八町余・山畑一七町五反余、屋敷数七三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android